Book8 :NO HARD WORK! 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方

執筆日:2019年3月13日

     ご紹介書籍 

    NO HARD WORK! 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方

    著者:ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
    出版社:早川書房

「穏やかに」働くにはどうしたら良いのか?
そういった課題と疑問に立ち向かったのは世界的に使われているコラボレーションツール「ベースキャンプ」の創業者の二人です。

長時間働くことが勤勉さと取り違えたり、根拠もなく上方修正されていく売上目標に悩んだことはないでしょうか?
締め切りは伸びないのに、開発項目のリストばかり伸びていく現状。
そういったしがらみから逃げてゆたっりと穏やかに働くにはどうしたらよいか考えた彼らがたどり着いたのは「無駄をゼロ」にするという戦略でした。

それなら我が社も無駄を削り、効率化に取り組み、生産性向上につとめていると胸を張る企業も多いことでしょう。
彼らの取り組みは、無駄を削るといった生半可な取り組みではなく、無駄だと思えることを全くしない。限りなくゼロにしてしまうという試みです。

そういった一見極端な取り組みに思える事柄も、仕事の各所で参考にできる事が満載です。
本書で紹介されている彼らの取り組みをいくつか紹介すると、以下のような事柄です。

  • 会社の急激な拡大を望まない。適切なサイズのままでいる
  • 規模の拡大よりも、利益を出し続けることに集中する
  • 面倒な大手企業を顧客として重視せずに、数多くの中小企業を顧客にすることで利益をあげる
  • オフィスでは大声で議論しない。図書館のような静かで集中できる空間で仕事する
  • チャットや予定調整のために時間を費やさない
  • 無駄な会議を設定せずに「オフィスアワー」という相談専門の決まった時間を設ける

その他にも採算性が高く達成可能で現実的な見込みを立てて仕事すること、十分な休日をとること、会議で議論するのは最後の手段とし、ツールを最大限に活用してコミュニケーションをとること。
仕事をやった気になるのではなく、ほんとうに大切な仕事は何か、仕事をしやすい環境とは何なのかを今一度考え直すきっかけになる本です。

働き方改革と銘打ってなかなか実行できない目標を打ち立てるのではなく、頑張りすぎない、勝てない戦いを挑まない、そういったゆったりした考えのもと、確実に利益をあげ、永続的な企業として世界中に愛され活用される製品を作り続ける彼らから学べることは多いことでしょう。

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