ご紹介書籍
DXビジネスモデル 80事例に学ぶ 利益を生み出す攻めの戦略
出版社:インプレス
本書では、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する事例が数多く紹介されています。
その分野は、場を創造するビジネス、非効率を解消するビジネス、需給を拡大するビジネス、収益機会を拡張するビジネスと様々な切り口でビジネスモデルとともに、DXの実現方法が指南されています。
みなさんが所属する企業や、みなさんが関わっているサービスや製品において、上記のどの切り口が合致するのか、どの事例が取り入れやすいのかを考えながら参考にすることができます。
効率化だけではない、DXによって新しいビジネスを開拓するという視点で次のようなサービスが紹介されています。
- 場を創造:製品を欲しい人がどれくらいいるか検証できるサービス/span>
- 非効率を解消:委託先を自動算定し、調達コストを最小化するサービス
- 需要を拡大:食品ロスを軽減し、飲食店の収益を拡大するサービス
- 収益機会を拡大:駐車場をカーシェアリングサービスの基盤に
DXを進めるにあたって、需要、収益、先行者優位性、ライバルの有無、などを考慮に入れつつ、非効率を解消、作業そのものを無くす、人手を不要とする、人と人や場所と場所をダイレクトにつなぐといった観点でDXの力の入れどころを見出し、DXを推進するヒントを与えてくれる書籍です。
事例として取り上げられている業種は、自動車、アパレル、食品、医薬品、製品メーカー、流通事業者、農業、飲食業、旅行業、運輸業、情報通信業など多岐にわたっており、さまざまな業種の事例が参考になります。
DXは、デジタルデバイスを活用することや、デジタル化を推進することと思われがちです。
けれども本書で紹介されている事例をもとに、自分たちの普段の仕事や、自分たちのビジネスをいかに「変革」するのかを的確にとらえることができます。
目指すべき理想の姿にたどり着くための、戦略、実行計画、推進体制を考える、特に企業のリーダー、プロジェクトのリーダーに向けた書籍です。
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