ご紹介書籍
改革・改善のための戦略デザイン 製造業DX デジタル新時代を生き抜く最新の戦略がよくわかる
出版社：秀和システム
本書は、各業種向けに出版されている「改革・改善のための戦略デザイン」シリーズの製造業DXに関する書籍です。 製造業以外にも、自治体DX、金融業DX、小売業DX、建設業DX、観光業DX、外食業DX、病院DX、農業DXと業種ごとに切り口や解説内容を変えたものが出版されています。
コロナ禍の中で、どのように製造業でDXを進めていったらよいのかといったDXの知識を得ることができます。
製造業を主軸とする企業の中で、「内製」と呼ばれる環境の変化が進んでいます。
自分たちでDXに必要なシステムを構築していく体制やツールの活用に関する考え方が指南されています。
本書は全体的に、ITの専門家ではない人が広く浅く、幅広いDXに関する知識や事例を読み解いていくための内容で、それぞれ解説されている内容を詳しく知りたい方は、さらに専門書などの助けが必要かもしれません。
本書で取り上げられているポイントは次のとおりです。
- ものづくり、製造過程だけではなく、物流と販売のデータも含めてデータを収集し活用すること
- 共感型のリーダシップにより、積極的な情報共有と人材の活用を進めること
- 倉庫内のフォークリフトによる運搬に市販のドライブレコーダーを活用するなど、知恵と工夫によるDX事例
- 品質管理や物流などにおいて、単なるIT化ではなくプロセスそのものの最適化を進めること
製造業でDX化を推し進めるためには、改善スピードとコスト感覚を大切に、短期的な成果だけを求めるのではなく継続して改善を続けるのが大切だということが示されています。
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本コラムは、IT業界で働く皆さんに役立つ書籍をわかりやすく紹介するコラムです。
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「巨人の肩の上に立つ」という言葉があります。これは先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見する、先人の知識や経験のおかげで、自分はまだ小さいけれど高いところから見渡せるようになるという比喩です。
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