Book4 :エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

執筆日:2018年10月3日

     ご紹介書籍 

    エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

    著者:広木大地
    出版社:技術評論社

本書はIT系、機械系を含め、エンジニア全般に浸透している考え方や手順や手法などを、会社組織やチームで生かす方法について解説した書籍です。

サブタイトルにある「リファクタリング」は、プログラミング手法のひとつで、見た目や動きを変えることなく、正しく動いているままで、内部構造を整理したり、無駄なコードを削除したり、動作スピードを改善したりする手法のことをいいます。
そういったプログラミングの世界でエンジニアが思いのままにソースコードを操るがごとく、組織にもうまくその手法や考え方が活かせないかというアプローチです。

本書では、以下のような内容が取り上げられています。

  • 不確実な要素の多いコミュニケーションを効率化するには?
  • 技術的負債と呼ばれる、過去のしがらみを解消する方法
  • 経営陣と現場との認識のズレを解消するにはどうしたらよいか?
  • 考え方や思い込みのリファクタリング手法
  • メンタリングと呼ばれる、相手の考えを整理し、導く方法

エンジニアリングの世界では、やり方がわかっている仕事と、不確実でリスクの高い仕事があったとすると、まずは不確実な要素を細かく分解してひとつひとつは小さな課題、小さなリスクに分解します。
その上、時間的に余裕がない場合こそ、こういった不確実な要素からまず着手し、不安な要素を早めに解消して次の仕事に進みます。

そういうエンジニアリングの考え方は誰もが納得するはずなのに、なぜ普段の仕事の中では、やり方がわかっている簡単な仕事から着手し、締め切り間際になって難しい仕事に右往左往したり、リスクが大きすぎると心配しすぎて、新しいことに挑戦できなかったりするのでしょうか?

本書をご覧になれば、ITの世界、プログラミング、エンジニアリングの世界で活用されているさまざまな手法が、ITとは関係ない普通の仕事、もちろんIT系企業におけるさまざまな面倒な仕事をスムーズに解決していくための指針が見えてくるでしょう。

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