第1回:仮想通貨じゃない!ブロックチェーン技術活用

第1回は、エクサが考案したブロックチェーンの新たな活用法をご紹介いたします。

エクサが構築した「白いアリバイ」は、自分の居場所を改ざん不可能のブロックチェーンに記録することで、その人が『いつ、どこに』いたのかを信用できる証拠と共に残すことができるアプリケーションです。このアプリケーションは、2018年5月8日にブロックチェーン推進協会にて開催された、第1回ブロックチェーンアプリコンテストにおいてグランプリとなるBCCC賞を受賞しました。仮想通貨じゃないというテーマの元、ブロックチェーンだからこそできる事は何か、という視点にこだわったアイデアを評価いただきました。この受賞の様子はニュースで紹介され、注目を浴びました。

白いアリバイ画面

今回は、ブロックチェーンならではのサービス内容にとことんこだわり、仮想通貨以外での活用を実現した「白いアリバイ」の開発者たちにインタビューをしました。

Q.「白いアリバイ」を思いついたきっかけはなんですか?

A.今回のテーマが『仮想通貨じゃないブロックチェーン』ということだったので、技術的に記録できる情報を調査しつつ、新たな使用場面を検討しました。使用場面検討時には身近な人の経験からヒントをもらい、実は日常で多く発生している自分がどこにいたのか証明すべき場面を想定しました。そこから、位置情報をブロックチェーンに記録してアリバイを証明するツールとして使えないかというアイデアに行きつきました。今回は特に、お互いのことは信用していてもつい不安になってしまって発生する夫婦間の争いにフォーカスしたツールとして紹介しています。相手の携帯をのぞかなくても、このアプリのみで円滑に解決が可能になります。(園田 晋也)

Q.アイデア出しの時には、どのようなことに苦労しましたか?

A.やはり、ブロックチェーンならではのアイデア出しをすることに苦労しました。ブロックチェーン技術はネット上にデータを記録するので、クラウド上のデータベースと比較されることがよくあります。そこで今回はブロックチェーンの耐改ざん性に着目し、従来のシステムでは実現できない、かつ需要のある仕組みを強調したアイデアにこだわりました。(園田 晋也)

園田さん写真

金融ソリューション部
ブロックチェーンソリューションデザイングループ
園田 晋也

三ヶ田さん写真

金融ソリューション部
ブロックチェーンソリューションデザイングループ
三ヶ田 敏子

Q.具体的にはどのようにアイデア出しを行いましたか?

A.最初はサービス内容をアイデアベースで話し合い、決まったアイデアを深堀するという流れで行いました。しかし、実際にアイデアを深堀していくとブロックチェーンである必要がなかったり、既存のサービスが同様の効果を出していることに気付くなどの壁がありました。そこで、今回のコンテストでは何が求められているのか、『仮想通貨じゃないブロックチェーン』というテーマの意味を深堀したのちにポイントにあてはまるアイデアをもう一度考え直し、採用することでみんなが納得するアイデアを考えることができました。(三ヶ田 敏子)

Q.システム構築の面で苦労されたことはありますか?

A.パブリックのブロックチェーンに接続することが初めてだったので、まだ知らない技術が多いことが最大の課題でした。短い期間の中で実現したい機能の実装技術を調べ、実装可能なのか確認しつつ構築する必要がありました。例えば今回のアプリケーションでは、アリバイをブロックチェーンに送信して記録するための機能や、ブロックチェーンに既に記録されているアリバイを取得する機能を構築する技術が該当します。(赤岩 祐真)

Q.白いアリバイのデザイン面でこだわった点はどこですか?

A.デザインの面では、「白い」と「アリバイ」から連想できる要素をアプリデザインに盛り込んで雰囲気を演出することで、見ていて楽しいアプリにしました。さらにデモンストレーションも、見ている人がわかりやすいデザインを心掛けました。(赤岩 祐真)

赤岩さん写真

金融ソリューション部
AIソリューションデザイン室
赤岩 祐真

仮想通貨以外でどんな利用方法があるのか模索されているブロックチェーンですが、今回ご紹介した「白いアリバイ」以外でも、エクサでは彼らのような若いメンバーを中心に新しい活用方法をお客様と共に実現させる活動を行っております。また、彼らは今回ご紹介したハッカソン以外にも積極的に参加しているので、引き続き紹介をしていきたいと思います。

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