DCPファイル変換とは
DCPファイル変換は、データ・ファイルのファイル形式と文字コードを変換して、ホスト・システムとオープン・システムでDCP圧縮ファイル(非圧縮ファイルも可能)を相互に受け渡せるよう、各種ファイルを変換コピーする機能です。
DCPファイル変換は、3種類のDCPファイルと非圧縮ファイル(固定長/テキスト/可変長)のファイル形式を変換すると同時に、ファイル内の文字コード変換ができます。ホスト環境から転送したファイルを変換してオープン環境で使用するだけではなく、オープン環境のファイルを変換することで、同様にホスト環境でも使用することができます。
文字コードが異なる環境間でのデータ連携にも適しています。
DCPファイル変換は、ファイル転送時に行っているファイル形式や文字コードの変換機能を代替できるため、高速なファイル転送(bin)を可能にします。
※ホストDCPTRANとの組合せにより、DCPデータ圧縮で転送データ・サイズを削減して転送時間を大幅に削減できます。また、ホスト・システムで扱われる非圧縮ファイル(固定長、可変長(*1))をオープン・システムで作成できるため、ホスト・システムとオープン・システムのデータ連携が容易になります。
(*1)可変長ファイルをホストに連携する場合は、DCPFIXファイル形式に圧縮して転送します。
文字コードが異なる環境間でのデータ連携にも適しています。
DCPファイル変換は、ファイル転送時に行っているファイル形式や文字コードの変換機能を代替できるため、高速なファイル転送(bin)を可能にします。
※ホストDCPTRANとの組合せにより、DCPデータ圧縮で転送データ・サイズを削減して転送時間を大幅に削減できます。また、ホスト・システムで扱われる非圧縮ファイル(固定長、可変長(*1))をオープン・システムで作成できるため、ホスト・システムとオープン・システムのデータ連携が容易になります。
(*1)可変長ファイルをホストに連携する場合は、DCPFIXファイル形式に圧縮して転送します。
DCPファイル変換は、DOA思想と数々のシステム・マイグレーション経験に基づき、ファイル仕様(同一レコード・レイアウト)を継承したデータ・ファイルをオープン・システム環境でも使用できる様に設計した製品です。
【データ・ファイル変換基本設計】
- データ項目は、極力変更しない(内部数値項目、バイナリ・イメージ項目など)
ただし、文字コードは、環境に沿った漢字コードに変換する(相互)
- レコード・レイアウト(レコード形式)は、変更しない
そのため、文字切替えコード(SOSI)については、相互交換の際に復元できる様、文字切替えコードをそのまま保有する機能を設ける(相互の変換処理)
ただし、ファイル転送機能の代替機能として、削除(fromEBCDIC)/blank置換え(fromEBCDIC)/自動挿入(toEBCDIC)ができる機能も装備する。
【前提】
- ファイル変換は、ホスト環境や他のオープン環境それぞれで作成されたデータ・ファイルをオープン・システムで処理できる形式のデータ・ファイルに変換する。
- ファイル変換は、オープン・システムで作成したデータ・ファイルをホスト環境や他のオープン環境の連携相手が処理できる形式のデータ・ファイルに変換する。
- 転送処理でのデータ・ファイル破損を回避するため、ファイル転送の転送モードは、Binary転送モードを前提とする。
※rdwオプション使用含む
<変換レイアウト(CNVLAY)>
<sample入力ファイル(EBCDIC,IBM漢字) … 変換前データ>
ファイル形式
DCPファイル変換では、以下の種類のファイルに対応しています。
オープンDCP製品群は、オープンDCPファイルを標準使用します。
ホスト互換として、すべてのオープンDCP製品・機能ではホストDCPファイルを読み込む機能を備えていますが、ホストDCPファイルの書き込みとDCPFIXファイルの読み書きができるのは、DCPファイル変換だけです。
DCPファイル | オープンDCP、ホストDCPファイル、DCPFIXファイル |
---|---|
固定長ファイル | すべてのレコードの長さが同じ、固定長レコードで構成されるファイル |
可変長ファイル (LLZZ付) |
各レコードの先頭に、個々のレコード長を持つ、可変長(LLZZ付)レコードで構成されるファイル |
テキスト・ファイル (改行コード付き) |
各レコードの末尾に、レコードの終わりを示す改行コードを持つ、テキスト・レコード(改行コード付き)で構成されるファイル |
オープンDCP製品群は、オープンDCPファイルを標準使用します。
文字コード・データ
DCPファイル変換では、以下の文字コード・データに対応しています。
1バイト文字コード |
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2バイト文字コード |
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シフト・コード |
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漢字コード変換は、JIS90(第1・2水準漢字)準拠のDCP標準変換テーブルで変換します。
ただし、IBM漢字コード変換では、JIS78準拠のDCP変換テーブルでの変換もできます。
外字コードは優先変換コード指定により任意の漢字コードに変換が可能です。
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