創業から140年を超える歴史を持つコニカミノルタ株式会社様は、時代の変化に応じて進化を遂げ、現在では、売上の約8割を情報機器事業が占め、その約8割が海外からの売り上げというグローバル企業です。
本社:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
~日単位でPSIができる次世代SCMによって、グローバル規模での利益の最大化に貢献する~
導入背景・目的
経営判断へ貢献できる次世代SCMへ
1995年頃から基幹業務にERPが導入され、海外拠点にも展開、2000年から2003年にわたってSCMを構築、約10年にわたって製品の安定供給には大きく貢献していました。しかし、経営判断への貢献という面では、課題がありました。
コニカミノルタ株式会社
SCMセンター長
栗本 貴司様
次世代のSCMのあるべき姿を検討へ
下記3つのポイントで売上と利益の視点からPSIの見える化をめざしました。
1. 供給予測を数量ベースから金額ベースで算出し、経営視点でみえる化を図る
2. 週単位のPSI計算を日単位に変更し、需給の変化に迅速に対応可能とする
3. 計画、実行系の5つのシステムを統合し、シンプル化とオペレーション強化で運用コストの削減をめざす
コニカミノルタ株式会社
SCMセンターSCM企画 グループ長
太田 登様
改革ポイントマップ
プロセス視点
システム視点
導入ポイント
次世代SCMを実現する3つの要件
- 卓越した計算スピード
PSI計算を日単位で行う為には、今までにないレスポンスが必要でした - 現在ある5つのシステム(計画系、実行系)をワンシステムに統合し、導入から運用までのコストを削減可能なこと
- 経営判断に必要なデータをグラフィカルなダッシュボードで表示しS&OPを実現する
エクサが提供する「Kinaxis Maestro(旧称:RapidResponse)」を選定
次世代SCMを実現するための3つの要件を満たす唯一のソリューションとしてMaestro(旧称:RapidResponse)を選定しました。
導入効果
PSI計算能力が、大幅に向上
稼働:2013年8月22日
日単位でのPSI計算でデータ量の増大、システム統合による複雑化にもかかわらず、実績から将来の見通しがスピーディに計算でき、製品の安定供給とともに経営判断に必要なデータもサポートできるようになりました。
今後の展開
2014年2月から第2フェーズ稼働開始
シュミレーションを活用することにより、PSI計算結果を基に予算を立て、予算とSCMフォーキャストとの比較によって、着地点の見える化を実現していきます。
2014年10月には第3フェーズを予定
生産要望数と生産能力の比較で生産制約の見える化をも取り込む予定です。
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本事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。
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