計算リソースの効率的な利用を実現する各種ジョブスケジューラ環境を、要件・ご予算に応じて設計・構築いたします!
Spectrum LSFとは
LSFはLoad Sharing Facility(負荷分散機構)の略であり、正式な製品名はIBM Spectrum LSF (旧称 Platform LSF)です。
IBM Spectrum LSFは、バッチ型アプリケーションを対象としたグリッドミドルウェアであり、クラスタ化(並列化)された多数の計算リソースに対し、スケジューリング・ポリシーに従って効率的にジョブを投入するためのソリューションです。
各種のジョブスケジューラの中でも特に高機能で豊富な実績のあるプロダクトです。
Spectrum LSFの特長
- クラスタ内の計算機の状態を監視し高効率なジョブの投入
- 高可用性と高信頼性をもたらすフェイルオーバー機能
- スケジューリング・ポリシーに従った柔軟かつ豊富なジョブのスケジューリング
- 異種混合OS/HWをサポート(Linux,Windows等)
- エンタープライズ グリッドを構築することが可能な高いスケーラビリティ
- 永く業界スタンダードとして採用されている豊富な実績に裏打ちされる高機能
- 高性能なグリッドソリューション
- 仮想化された様々なリソースを管理
LSFの導入について
単なるライセンス販売だけではなく、LSFの構成設計から実際の構築作業までをLSFを熟知したSEがご支援します。
LSFのライセンスを購入しお客様自身で設定を行う場合
LSFを実装する為にLSFの細かな仕様を習得する必要があります。これには、それなりの前提知識や時間が必要となります。また、より効果的にジョブを管理する為には、経験やコツが必要です。
エクサでは、このような煩わしさを無くす為、LSFキュー構成の設計から実装まで全てをご支援します。
エクサでは、お客様の課題を抽出し、課題解決をゴールに設定した上でLSFキュー構成の設計を行います。
また、LSF導入後もLSFシステムの利用状況を解析し、より効率的な運用を目指した構成変更に関わるご提案を行います(図中※)。
お客様専用ツールの作成について
エクサでは、お客様の運用に合わせたお客様専用の各種ツールを作成し、ご提供します。
例1. 各アプリケーション用LSFラッパープログラム
通常は、ジョブ投入時にユーザ自身で実行するキューを選択してLSF用のジョブ登録コマンドを使ってジョブを登録する必要があり、ジョブ登録が煩雑です。また、LSFに特化したパラメータ設定などを事前にスクリプト等で記述しておく必要があります。
各アプリケーション用にLSFのラッパープログラムを作成することにより、ユーザはLSFを意識することなくLSFバッチキューにアプリケーションジョブを投入できるようになり、煩わしさや負担が無くなります。
例2. 最適なキューへジョブを投入するためのアドオンツール
LSFジョブ投入コマンド(bsubコマンド)のラッパープログラムを作成します。アプリケーションの挙動及び運用ルールに則り、最適なキューを自動的に選択しジョブを投入することができるようになります。
例1の 各アプリケーション用LSFラッパープログラムと比べると高機能なラッパープログラムである為、ユーザビリティはより高くなりますが、場合によっては管理者の作業は例1と比べると煩雑になる可能性があります。
slurmとは
slurmの特長
- 排他的または非排他的な計算リソース(計算ノード)へのユーザによるアクセス管理
- 割り当てられた計算ノード群における、ジョブ実行およびモニタリング
- ペンディングジョブのキューを管理することにより、計算リソースの獲得競争を調整
- オプションのプラグイン導入により、バックフィルスケジューリング、ユーザ毎のリソース制限、各種パラメータによるジョブ優先度調整機能を実現可能
PBSとは
PBSは、Altair社が提供するクラスタ管理およびジョブスケジューリングシステムで製品名はPBS Professionalです。Altair社のサポートが受けられる商用版の他にオープンソース版があります。
UGEとは
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