サプライチェーン全体の見える化と計画立案の自動化
～AIで対応する柔軟な計画とは～

「不測の事態」が日常になりつつある昨今のビジネス環境において、サプライチェーン計画の強化が重要な経営課題となっています。

本セッションでは、不測の事態にも対応可能な新しいサプライチェーン計画手法のコンセプトのご提案と、その具体策として迅速な意思決定と企業のオペレーションパフォーマンスの向上に貢献するKinaxis RapidResponse(R)を用いたデモを通して、あらゆる変動に対し需給のバランスを調整するシミュレーションや、地域／組織横断的に同時並行して計画を策定するソリューションの必要性について解説します。
また、RapidResponseのサステイナビリティへのアプローチについてもご紹介いたします。

サプライチェーンで一番重要な生産計画は、需給に同期しながら生産可能な計画の立案と需給変動や生産問題に動的に対応することが重要です。

これまでの生産スケジューラは高度な計画を得るために制約条件に対応してルール(計画パラメータやマスタ設定)を細かく設定する必要がありました。
また、設定しても人が考えるよりも良い結果を出すことが困難でした。

AIを活用したSolverにより詳細なルールを設定するかわりに、計画の良し悪しを判定する「ペナルティ」を設定します。
そしてSolverはペナルティができるだけ小さくなるような計画を探索し、高度な計画を出力します。

事業環境の変化が激しい今日、製造業のサプライチェーン管理では、販売／需給／生産計画の同期化、および長期／中期／短期計画を同期化するコンカレントプランニングの実現が求められています。
これらの更なる計画精度の向上に向けて、計画系システムと実行系システムとの連携が注目されています。

本講演では、その連携の前提となる、「一貫して整合した基準情報(BOM/BOP)の両システムへの迅速な変換・連携」を支援する基準情報統合HubソリューションSPBOMの概要を、事例を交えてご紹介いたします。