GBR(Gaspipeline Business Report)システム
事務所から遠い現場の担当者を支援
GBRシステムとは
「現場担当者は何に困っているのか?」この疑問に対する1つの答えは、事務所と現場の距離の遠さでした。資機材手配や日報提出、技術マニュアルのピックアップのために、担当者は毎日、事務所経由で現場に行き、事務所経由で帰宅していました。
GBRシステムは、タブレット端末上のアプリケーションとクラウドサービスで、勤怠報告、日報提出、技術マニュアル参照、資機材情報検索などを実現し、現場担当者を支援するシステムです。これにより、現場担当者は現場へ直行・直帰できるようになりました。また、写真や動画、音声などを利用したリアルタイムで正確なコミュニケーションが可能となり、事務所から現場への台風や地震情報や対策の配信、現場からの緊急報告にも活躍しています。
システム概要
現場担当者と事務所は、エクサのクラウドセンターを介して情報の共有を行います。また、紛失に備えてタブレット端末にデータを残さないなど、高いセキュリティも実現しています。タブレット端末上の画面は、現場担当者の入力を極力減らし、簡単に操作できることを重視しています。
- 例えば勤怠登録機能は「出社」「退社」のボタンを押すだけになっています。「どこの現場に」「何時何分に」出社したかという情報は、タブレットの機能を活用し、場所や時間の情報を自動的に取得して付加します。
- 現場からの報告機能では、タブレットで撮影した写真に、手書きの文字や印を加えて報告書に添付するなど、短時間でわかりやすい報告書の作成が可能です。
一方、技術マニュアルのように事務所から現場に向けて提供・発信する情報は、事務所側の管理者がシステムの改修無しで、PCから自由に情報を登録・更新できる仕組みとし、現場で常に最新情報が参照できるようにしました。
GBRシステムは、長い間JFEエンジニアリング様の業務と向き合って育ってきたエクサの歴史と、通信会社の研究所などとの協働を通じてスマートフォンやタブレットの分野で常に新しい機能、サービス、および解決策にチャレンジしてきたエクサの実績を活かしたシステムです。今後もエクサは、エンジニアリング分野の業務知識と、スマートフォンやタブレット、クラウドなどの最先端のシステム技術で、JFEエンジニアリング様のビジネスをご支援していきます。
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本事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。
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