エクサには、"exa way"という、大事にしている考え方があります。"exa way"は3つのパートから構成されており、会社の存在意義を表明している「企業理念」、ステークホルダーとの関係でどんな会社を目指すのかを表現した「ビジョン」、そして社員が活動するための指針としての「行動規範」です。
この「行動規範」に新たに「自律的に学び・研鑽し、自身の価値を高めます」を2021年から加えました。
エクサの人材育成戦略は、このexa way実践に向けた人材強化、社員自らのキャリア開発の支援を通じて、会社と社員が共に成長する魅力的なエクサを目指すことにあり、①新しい価値を生み出す人材の強化 ➁キャリア・オーナーシップの確立による働きがい向上 ③ダイバーシティ推進による多様な人材の活躍 の3つ施策を推進しています。
このキャリア・オーナーシップの確立による働きがい向上の取り組みについてご紹介します。まさにエクサ社員が自律的に学び研鑽し自身の価値を高めていくための根幹となるものです。
キャリア・オーナーシップの確立による働きがい向上
自ら学び貪欲に成長する自立型社員の育成に向けて、この取り組みは実践しています。自らキャリアプランを描き切り開いていく文化の醸成を行い、プランニングから実践そしてリフレクションのサイクルを回すことによる自己成長の実現を目指せるよう、自立しようとしている社員が成長する舞台として相応しい制度や環境の整備を行っています。
自立型社員への育成を支えるプラットフォーム
自ら学び貪欲に成長する自立型社員の育成に向けて、2020年に3年後のエクサの目指す姿を描きました。
・自ら学び続ける風土ができ、業務外でも社員が積極的に自己研鑽している
・社員自らが研修受講を希望し、研修費が足りなくなる
・研修を開催すると手上げ式でも満席になる
・社外活動に積極的に参加している
・部署を超えた活動が活性化している
・若者が自由にワクワク仕事している
・60歳以上の社員が前向きに楽しそうに働いている
一方、毎年実施している社員意識調査からは、キャリアアップへの意欲、仕事の達成感、そしてワクワク仕事ができているかといった項目の評価が厳しく、その理由として、学習機会が十分にとれない、受けたい研修が提供されていない、最先端の技術習得や知識習得ができる環境がないなど、学ぶ場と機会について抜本的な変革を求める声があがっていました。また人材開発部門としても、技術が刻々と変化しリスキリングが求められるIT業界の中で、目の前の仕事をこなすための研修だけでなく未来を見据えた様々な研修をなんとか提供できるようにしたいという思いを強く感じていました。
2021年度からスタートした新中期計画の中で、これらの実現に向けて本格的に動き始めた時に、2つの大きな追い風が私達の背中を押してくれ、このタイミングを活かし一気に変革の舵を切る判断をしました。
Udemy business 採用の理由
Udemy business の特長として、「最先端な技術領域を実践的に学べる講座ラインナップ」「いつでもどこでも自分のペースで実践的に学べるUX」「充実した学習管理や利用促進機能」があげられますが、弊社の採用の理由は大きく下に掲げる3つのポイントでした。
社員の利活用状況
利用9ケ月目のタイミングで社員アンケートをとったところ、6割以上の社員は、従来の研修プログラムでは提供できていなかった「最先端・最新の技術」の習得や「将来の業務に備える」目的で利用をしていることがわかりました。また、業務の隙間時間や移動時間を活用して利用している社員が4割近くもいることがわかり当初の狙いが功を奏していることを確認することができました。
アンケート結果(主要コメント)
中井万紀子
人材開発部 部長
社員が自ら必要だと考えるスキルを自由に学ぶ環境を整えることができたことはとてもよかったと思います。しかし研修受講だけで、スキルが業務で使えるレベルにならないことは、受講者本人も周囲もわかっていることです。使えるレベルまでスキルを高めることができる、実践の場の提供がまだ不十分だと考えています。スキルがないところ(人、会社)に業務(案件)が来ない、業務(案件)がなければスキルを高められないといったジレンマを乗り越えて、次は、一生懸命勉強した人に、勉強したスキルを高められる場の提供を考え取り組んでいきたいと思います。
人材開発部 担当課長
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