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#01
渡邊朋子×設備管理&データ分析

世界は発見
に満ちている

渡邊朋子

Watanabe Tomoko

Smartファクトリー開発部
第2ソリューション室
2002年入社

第一章


話すことが好きな彼女が、ある仕事と出会った

自由で率直な人との出会い

大学時代に資源工学を学んでいた渡邊にとって、就職は自分を見つめ直す良い機会になった。
周囲の友人たちが企業での研究開発職を目指しているなかで、そんな仕事が、どこか自分には向いていない、と彼女は感じていた。
ある企業の説明会でグループディスカッションを経験した時に、改めて、自分は人と話すことがとても好きなのだと気づかされた。皆それぞれ異なった背景や気持ちを持っていて、彼女が知らないこと、気づかないことを熱心に話してくれる。
人と話すことは発見の連続なのだ。
狭い領域で専門を深めていく仕事ではなくて、人から話を聞いて、常に新しい世界を学ぶことができる仕事が、自分には合っているのではないか、と感じるようになった。
製鉄会社の仕事をしている会社、というキッカケで、偶然知った企業の社員と話をした際に、渡邊は新鮮な驚きを味わった。
話の面白さもさることながら、その入社10年という女性社員からは、自由さと率直さが感じられた。この人が働いている会社であれば、自分も楽しく仕事ができるのではないか。
そう感じて、彼女はエクサに入社した。

自由で率直な人との出会い

長く仕事を続けていれば、誰もが、何度か仕事の節目と言えるような時期を体験する。
人との出会いがあったり、仕事の内容が変わったり、結婚や子育てで生活環境が変化したり、人それぞれ、いろいろな節目がある。
渡邊にとってそれは、入社直後の数年間だった。
新人の頃、配属されたパッケージソフトの開発プロジェクトが立て続けに立ち消えになってしまったり、次に携わった大型プロジェクトの現場で何をして良いのかわからず、うまく仕事がこなせなかったりと、混乱した状態が続いていた。何も蓄積できず、周囲に何も貢献できていない、という焦りを感じていた。

少しずつ、晴れていく

そんな状況のなか、開発しているシステムの「操作マニュアル」を作成してくれないか、と上司から依頼があった。このマニュアル製作に没頭することで徐々に混乱が整理できてきた。自分が今関わっているプロジェクトの全体像を把握できるようになったし、実現すべき目標も見えるようになった。
この新人時代の混乱が、なぜ彼女にとって大きな節目だったのか。 それはチームメンバーへの配慮や、お客様との目標の共有の大切さを、身をもって学ぶことができた数年間だったから、と彼女は振り返った。

第二章


設備や資産を一括で管理する、という世界へ

Maximo(マキシモ)との出会い

2007年、ようやく混乱を脱しようとしていた渡邊に、新しいチームをつくるので、参加しないかという誘いが舞い込んだ。
誘ってくれた先輩社員は、渡邊の入社のキッカケになった「自由で率直な」社員の後輩にあたる人で、皆、入社以来ずっと渡邊のことを気にかけてくれていたのだ。
新しいチームはソリューションも営業もゼロからのスタートで、新規事業を立ち上げるような活気と面白さに溢れていた。
渡邊はここでIBM Maximo Asset Management(以下、Maximo) という名のソリューションに出会うことになる。

設備は生きている

渡邊が向き合ったのは、モノの塊である生産設備やインフラの世界だった。
大きなアミューズメントパークで利用される膨大な量の設備や衣装や備品。
製造工場にある機械やダクトや配線や部品。都市に張り巡らされたさまざまなインフラ。
それらは全て日々劣化が進み、点検と保守という管理が必要とされて、良好な状態が保たれることが求められる。
そのような管理が、サービス提供や安全や生産性にとって重要なことであることは容易に想像がつく。しかし、全てを最良の状況に保つことは、想像以上に困難なことでもある。
従来、人の経験に頼ってきた設備保全を、モノやメンテナンスの記録を一つのシステムのなかに集めて見える化することで、誰もが確実に実施できるようにできないか。
さらに、過去のデータから破損や故障を予測して、不具合を起こすことなく設備を稼働することができないか。
そんなニーズに応える仕組みがMaximoだった。

大切な相棒

Maximoは膨大で多様なデータを蓄積して、必要な情報をアウトプットする、というシンプルな考え方のもとに開発されたパッケージシステムだ。シンプルであるが故に汎用性は高いが、導入して活用するためには、情報のインプットやアウトプットについて、さまざまな工夫や開発が必要だった。
渡邊にとって魅力だった点は、幅広い業種のお客様の話を聞いて、ニーズに応えることができることだった。
多様な企業の設備保全の現場の人々から業務の流れや必要な情報を聞いて、Maximoにデータを入れ、設備の現状や保守のタイミングが分かるようにする。多くの人に役立つ仕組みをつくることができる。
渡邊がMaximoとともに体験した世界は、彼女自身にとってとても新鮮で、新しい発見の連続だった。いつしか渡邊はMaximoが自分にとって大切な存在になっている、と感じるようになっていた。育児休暇を挟んで約10年、渡邊はチームの仲間とともにさまざまなお客様へのMaximoの導入と運用のプロジェクトに携わった。

第三章


可能性が広がり始めている

データ分析との出会い

そんな渡邊に再び新しい出会いが訪れたのは2017年だった。
Maximoのチームを離れ、データ分析のプロジェクトに異動になったのだ。Maximoにデータを入れるのも、それを活用するのもお客様だった。データを分析することで、設備保全にどのように役立たせることができるのか、実際に携わってみたい。
彼女はそう考えて、2年間、製鉄や機械や素材といった製造業のお客様を中心に生産現場でのデータ分析プロジェクトに携わった。
各種センサーのデータを解析して、流体や熱や振動が製造機械に与える影響を数値化し、過去のメンテナンス記録と照合して、設備や機械の劣化や故障のサイクルをモデル化する。故障を予測することで保全コストを下げ、生産性を上げることができる。
彼女はデータ分析の場で、改めてMaximoの新たな活用の可能性に気づくことができた。
Maximoは導入しているお客様の設備やモノに関するデータが蓄積される。そのデータを活用すれば、お客様にとって有益な価値をつくることができるのではないか。
エクサの提案やビジネスの幅も広がるのではないか。

お客様の新しいニーズに向き合う

2年間のデータ解析プロジェクトの後に、2度目の育休を経て、渡邊が復帰したのはMaximoのチームだった。
そこで彼女が担当したお客様から、今までにない要望が挙がった。
生産設備の管理に伴う工事の業務と、経理システムを連携させ、Maximoで一括管理して、ペーパーレス化、効率化を図りたいというニーズだった。
経理システムが連携されることによってMaximoは設備の管理だけではなく、経営全体にとって重要なシステムへと進化することになる。
その後も、多くのお客様と接するなかで、設備管理や資産管理が、経営全体を含んだ情報の管理に発展することが期待されているのではないかと感じることも増えてきた。

発見から変化が、変化から成長が生まれる

彼女はMaximoの導入を通して多くの人々の話を聞き、設備管理が決して簡単な業務ではないことを知った。現場で起こる問題を体験し、乗り越えてきた。
データを分析して活用するための具体的な知見を蓄積することができた。 お客様からは新しいニーズが生まれていることを感じている。
そして、お客様にMaximoをさらに有効に活用してもらうことが可能なのではないかと感じている。
Maximoに集まった情報の活用を提案して、資産管理に関するリスクを詳細に見える化すること。
さらに、お客様の経営に関するリスクの見える化に貢献すること。
そして、お客様が新しい価値をつくることに貢献すること。
そんな大きな夢を持って、発見を重ねながら、仲間とともに進み続けたいと考えている。