便利なデータ連携ツール10選

2019.08.28  株式会社エクサ

データ連携の重要性が高まる中、企業全体に散在しているデータを効率的に統合してビジネスに活用することは喫緊の課題となっています。

一方で、データ統合やデータ連携はシステム部門に限らず、実際にデータを活用するユーザ部門でも日々の課題になっているのではないでしょうか。

データ連携を実現するにあたり、従来では、「事前に相互連携の取れたシステム環境を構築する」というアプローチを取ることが多いのですが、対象システムが追加された場合や、データフローが変更されるたびにシステム環境を新しく構築する必要がある、など、作業にはそれなりの工数とコストがかかってしまいます。

そこで注目されているのがデータ連携ツールです。中でもETL(Extract, Transform, Load:エクストラクト、トランスフォーム、ロード)は、複数のシステムにまたがり、各所で生成されるデータを抽出し、変換し、加工した上でデータの集積を行うことができるため、古くはDWH(Data Ware house:データ・ウェア・ハウス)など統合データベースの構築時によく利用されていました。

現在では、多くのアプリケーションやクラウド型サービスが乱立するビジネス環境にあるため、より柔軟に構成が変更できることや、豊富な接続インターフェースに対応できることが求められます。

本稿では、昨今注目されているETLツールの製品の中から代表的なものをご紹介します。

データ連携ツール10選

ASTERIA Warp(アステリア・ワープ)

国内ナンバーワンのシェアで、導入実績は7,000社を超えているETLツールです。ノンプログラミングの高速開発を得意としており、専門技術者向けではなく、より多くのユーザーに利用してもらうことを念頭に置いて設計されているため、構築期間を短縮できる特徴があります。日々の業務の自動化によって、業務効率化を実現できるでしょう。

Business SPECTRE(ビジネス・スペクトル)

大手ERP製品のSAPにおける、データ抽出を効率的に行い、簡単に変化して蓄積できるETLツールです。BI(Business Intelligence:ビジネス・インテリジェンス)テンプレートが豊富なので、会計レポートや販売レポートなどの経営分析にも活用できるのが特徴です。その他のシステム連携なども可能で、SAPデータの活用方法が広がる製品です。

Data Spider Cloud(データ・スパイダー・クラウド)

ノンプログラミングで高速な連携処理を作成できるETLツールです。クラウドサービスなので、サーバーへのインストール作業等は不要であり、必要に応じた月額料金だけで使用できます。100%日本製なので、きめ細やかなデータ変換にも対応しており、大企業だけでなく中小企業でも導入されています。

IBM InfoSphere DataStage(IBM インフォスフェア・データステージ)

オンプレミスまたはクラウド環境で、高性能の並列フレームワークを使用して複数の企業向けシステムのデータを統合するETLツールです。ほぼリアルタイムなデータ連携が可能であり、シンプルで使いやすいインターフェースで設計されています。

Informatica Power Center(インフォマティカ・パワー・センター)

ASTERIA Warpに次いで国内シェアが高いETLツールです。3つのエディションから環境に合わせたシステムを構築でき、データ統合プロジェクトを迅速に立ち上げて手作業でコーディングよりも短い時間で業務部門にデータを提供することが可能です。さまざまなアドオンパッケージから、自社システム環境にマッチしたETLツールを構築できます。

Magic xpi Integration Platform(マジック xpi・インテグレーション・プラットフォーム)

企業内の基幹システムや各種アプリケーション、クラウドサービスおよびスマートフォン・タブレット等のスマートデバイスなどをノンコーディングで統合・連携できるETLツールです。66種類/500機能もの多彩なアダプター/コネクターが用意されており、SAPやMicrosoft Dynamicsなど各種クラウドサービスなどを統合・連携できます。

PolarisGate(ポラリスゲート)

Magic xpi Integration Platformをクラウドサービスとして提供しているETLツールです。必要なときに必要な分だけ利用できるため、高機能ETLツールを低コストかつスピーディに導入できます。ETLツールをスモールスタートしたい、期間限定で導入したいというニーズに応えます。

Syncsort DMExpress(シンクソート・DMエクスプレス)

独自の高速アルゴリズムによりバッチ処理性能を、大幅に向上したETLツールです。高品質な処理開発が可能なインターフェースと、シンプルなシステム構成で開発の高速化を実現できます。

Talend(タレンド)

ビッグデータ活用を容易に推進でき、無料で使えるオープンソースソフトウェアのETLツールです。無料ながら多くの機能を備えており、世界中で利用している開発者がいます。オープンソールから商用版まで幅広いラインナップがあるため、システム環境に応じて構築できます。

Waha!Transformer(ワハ・トランスフォーマー)

初心者向けとして、比較的容易に使い方が覚えられるETLツールです。初めてETLツールを導入する企業にも丁寧に対応し、高い操作性からMizunoやデンソーといった大企業への導入実績もあります。NECなど大手ベンダーも販売しており、幅広い業界で導入されています。

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データ連携がもたらすビジネスインパクト

データ連携の目的は様々で、アプリケーションが処理を実行する上で必要になるデータを外部から取り込むケースや、顧客情報や売上情報など、ある目的に沿ってデータを集約することで、データ分析に活用するケースなどに多く利用されてきました。

最近ではさらにデータ活用の範囲は広がり、異常検知のためにビッグデータを活用したり、AI(Artificial Intelligence:人工知能)やIoT(Internet of Things:インターネットオブシングス)といった技術をビジネスに取り入むことで、様々な判断や意思決定の支援のためにデータが活用されるように変わってきています。

そのため、より広い範囲のデータを対象に、よりリアルタイムに近い形で連携を測ることも望まれます。

さらに、ビジネスに直結すればするほど、要求事項やニーズは多様化し、日々の変化に対応する必要性も高まっています。

技術的な障壁がビジネスのボトルネックにならないためにも、適切なツールを選定し、継続的な維持管理が可能なデータ連携基盤を構築することが大切です。

まとめ

いかがでしょうか?ETLツールはデータ連携をスムーズに行うための効果的なツールの1つです。

今やデータ連携はビジネスを支える重要な役割を担っています。一方で、セキュリティ面やコンプライアンスなど、より高度なデータの取り扱いも求められています。

今回はツール自体の特長を簡潔にご紹介しましたが、全体設計や要件の整理、使用する技術の選定など、それなりに専門性が求められるのも事実です。

エクサでは、デジタルビジネスに求められるシステム要件の整理から、導入、運用までプロセス全般に渡りご支援しています。

デジタルビジネス基盤の構築事例はこちらよりご確認いただけます。
https://www.exa-corp.co.jp/digital-business/cases/index.html

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