導入事例に学ぶ!加速するデジタルビジネス製造業編

2020.04.13  株式会社エクサ

デジタルソリューションの採用は今後、製造業においてトップクラスの重要課題になります。「2025年の崖」が提示するように、複雑かつ過度にカスタマイズされた大規模なITシステム群を抱え続けることは、限られたIT予算を圧迫し、運用費用の増大を招き、優れた最新技術をレガシーシステムの維持・改修に費やしてしまうという矛盾したIT戦略を生みます。本記事でご紹介するのは、当社エクサがDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援した4つの事例です。自社におけるDXのイメージを膨らませていただくために、ぜひ参考にしてください。


株式会社K-engine様

会社情報

住宅産業に特化したITプラットフォームサービスとモバイル通信サービスを提供されている会社様です。

抱えていた課題

リフォーム市場では「いくらかかるのか(価格 Price)」、「誰(どの施工店)に頼めばよいか(Place)」、「何が出来るのか(イメージ提案 Product)」の3点が他業界に比べて施主(消費者)に分かりづらいという問題点がありました。このため、これら3つの「P」を明確にし、施主の安心感を向上させる必要があります。

ソリューション

複数のECパッケージを検討した上で、オムニチャネルソリューション「SAP Commerce(SAP hybris)」を選定しました。選定理由は以下の3つです。

  • 「商品選定・見積り・購買」というECの業務フローを処理する基本機能を備えており将来消費者が使う場合の機能・ユーザーインターフェイスに優れる

  • パッケージにもかかわらず、他システムとの連携が疎結合で簡易にでき、またカスタマイズ要件を反映することができる

  • 多くの機能がプリセットで用意されたパッケージで、短期での導入が可能

効果

導入効果についてお客様からは「『従来に比べ見積りのスピードが大幅に短縮した、また提案の内容も従来に比べ分り易くかつ精確になり、施主様からの評判も上々』という高い評価を施工店からもらっています」、「ある施工店のキッチン取替工事商談では、効果的な提案で従来に比べ売上が3倍に増大し、即時提案・見積りで施主様との打ち合わせ回数が減り、コスト削減にもつながっています」とコメントをいただいています。

導入事例ページ:株式会社K-engine様

株式会社LIXIL様

会社情報

建築材料・住宅設備機器の開発、提供をされている会社様です。

抱えていた課題

LIXILグループ傘下のトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合したことにより、Webサイト運用業務において以下のような課題が発生しました。

  • サイト管理がブランド毎に統一されておらず、サイト毎にアップロード、リンク管理、公開承認などの運用方法が異なっており、コンテンツの格納場所が明確でなく新旧のコンテンツがばらばらに管理されていたため、コンテンツ制作プロセスにおいて多くの手間がかかっていた

  • 外部制作会社で制作するWebコンテンツは、外部制作会社から直接LIXIL様のサーバーにアップロードできないためLIXIL様に作業負荷がかかっていた

  • 従来からのWebサーバーが複数あり、更新・アップロード方法も複数存在し公開サーバーへの更新アップロードが時間指定であったために、緊急対応時はその都度データセンターへ依頼する必要があり、柔軟に対応できる環境ではなかった

ソリューション

Webサイト運用業務の課題を解決するために「新しいWebコンテンツ管理システム」の導入を決定し、そのソリューションコアとしてHP社(現OpenText社)の「TeamSite」を選定しました。また、システム基盤のテーマについては、グローバル対応が迅速にでき、高可用性を実現できるIaaS型クラウドサービスを採用しています。その理由は以下の3つです。

  • 複数サイトで個別に管理していた各コンテンツは「TeamSite」で一元管理・バージョン管理することにより、常に最新と過去のサイト・コンテンツを共有することが可能となる

  • 「TeamSite」のロールやワークフローの機能により、各担当者や外部制作会社は定義されたそれぞれの役割にもとづき、統一されたワークフロー画面で、コンテンツの制作から申請・承認などを実施することにより、進捗状況を互いに確認することが可能となり、コンテンツ公開に伴う業務を大幅に効率化できる

  • 複数あった公開用Webサーバーをクラウド上の仮想サーバーに統合し、日時設定をした自動配信・公開機能により、休日や緊急時でも人に依存することなく、コンテンツの更新・公開をスピーディかつ柔軟に実行することが可能となる

効果

Webサイト運用業務の標準化により、コンテンツ制作から承認、公開までの一連の業務が効率化を実現。特に、運用ルール統一と業務標準化によって、作業ミスを削減し、納品対応やテストサーバーへのアップロードをシステム化することで、社内工数削減と作業時間短縮を可能にしています。

さらに、クラウドサービスへの移行により今後のグローバル展開、例えば日本(本社)で作成したコンテンツを世界の各拠点に同時配信・公開するグローバルWebサイト対応などを見据えた拡張性の高い基盤を実現し、システム基盤運用・保守における作業負荷を軽減しました。

導入事例:株式会社LIXIL様


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東芝ライテック株式会社様

会社情報

照明関連商品や照明システムの製造・販売を行う総合メーカー様です。

抱えていた課題

東芝ライテック様が手がける商品のアイテム数は拡大の一途をたどり、今では3万種を超える商品を展開しています。そこで抱えていたのが、「これらの商品に関する情報を、どうやってお客様に伝えるか」という課題です。どんなに優れた商品であっても、市場で認知されなければビジネスにつながらないのは言うまでもありません。

同社はこの課題に対し、商品情報発信チャネルを強化すべくWebの活用に注力してきましたが、その取り組みは紙カタログの補完にとどまっていたのも事実です。

ソリューション

東芝ライテック様にて、新たな「商品情報管理公開システム」のソリューション基盤としてSAP社のSAP Commerce(SAP hybris)を採用しました。その理由は以下の通りです。

  • 既存の商品マスターデータベースとWebサイトの間で、商品の機能、仕様に関する情報を自動連携し、一元管理を実現する

  • 高機能かつ自由度の高いGUIを活用し、Webコンテンツの制作者に向けて、商品カテゴリーを切り替えながら簡単に対象商品を登録したり関連情報を追加したりできる制作・運用環境を提供する

  • Webページを訪れるお客様には、商品ラインアップの一覧画面から見たい商品情報に素早く、簡単な操作で到達できるナビゲーションを提供する

効果

商品マスターデータベースとの連携によりWebページへの商品基本情報の自動登録が可能となり、一方で販売を終了した商品についてはラインアップ一覧から即時削除されるなど、Webページのメンテナンスに関する作業負荷は大幅に軽減されました。うした効率化が奏功し、商品情報をWebページに公開するまでのリードタイムを約50%短縮。プロモーション活動のスピードアップを図ることに成功しています。

さらにWebページのアクセスログを解析したところ、多くのお客様が狙いどおり3ステップ程度の最短ルートで目的の商品情報にたどり着くことに成功。また、詳細情報として登録されている図面データなどのダウンロード件数も増えており、設計・施工事業者などBtoBのお客様が、東芝ライテック様が提供する情報をビジネスで有効活用していただいている状況を確認しています。

導入事例:東芝ライテック株式会社様

株式会社サンワカンパニー様

会社情報

建築資材の輸入・販売、住宅設備の企画開発・販売を主な事業としてインターネット通信販売を手がけられている会社様です。

抱えていた課題

ビジネスのボトルネックを引き起こしていたのは、ECサイトやカタログ制作、基幹システム(ERP)などのシステムごとにバラバラになっていた商品情報の管理です。

当時についてお客様からは「商品企画部門やECサイト運営部門、カタログ制作部門、営業部門などの部門をまたがる業務間のすり合わせに多大な時間を要していました。また、商品の仕様変更に伴って図面を変更するとき、その影響範囲がわからず手作業で一つひとつ紐づけながら確認しなければなりませんでした」とコメントをいただいています。

サンワカンパニー様では、以前はタイルや天然石・石材が中心でしたが、現在はシステムキッチンや洗面台、建具などを幅広く取り扱うようになり、商品数も現在では約6,000点になるなど大幅に拡大。これにともない商品の組み合わせパターンは、200万通りを超えるまでになっています。

商品数の増加に伴いバックヤード業務は限界に達し、そこで同社では更なる事業成長を遂げるために、商品情報を管理する販売チャネル基盤の抜本的刷新に向けた取り組みを開始しました。

ソリューション

販売チャネル基盤刷新の核となるソリューションとして注目したのが商品情報管理ソリューションでありPIM(Product Information Management)です。PIMは、仕様・プロモーションコンテンツ・取扱説明書・在庫情報等の商品に関連するあらゆるデータを一元管理し各販売チャネルに対して的確に配信する基盤です。

お客様からは「同じECサイトでも商品のカテゴリーによって魅力の伝え方も違うため、ページ構成やデザインは異なり、それに使うコンテンツの数や形式も異なります。こういった現場の特性を活かした上で事業成長を続けるために、統合的に商品情報を管理し、的確に各販売チャネルに出し分けられるPIMの導入は絶大な効果をあげると判断しました」とコメントをいただいています。

効果

全社が一丸となって取り組んできた成果として、今後の事業成長を支える販売チャネル基盤が完成し、各方面で効果が出ています。

たとえば新たな商品データを追加するときも、PIMにデータを流し込むだけで各販売チャネルへ即座に反映することができるようになり、全ての販売チャネルで新商品をタイムリーに市場投入できることになっています。

さらに、部門間の情報共有により、業務のすり合わせに掛かる工数も大幅に削減され、コールセンターでもPIMにある最新の情報を参照しながら問い合わせに答えることが可能になるなど、さまざまな業務にメリットをもたらしています。

導入事例:株式会社サンワカンパニー様

製造業のデジタル技術活用のご相談はエクサまで

いかがでしょうか?エクサではBtoB企業様に求められるデジタルトランスフォーメーションを支える多様なソリューションを扱っており、豊富な導入実績によってお客様のデジタルビジネス推進をご支援いたします。

製造業におけるデジタル技術活用のご相談は、ぜひエクサまでお気軽にご相談ください。

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