顧客接点を変革する「ウェビナー」のススメ

2020.08.17  株式会社エクサ

2020年の新型コロナウイルスが引き起こした世界的パンデミック。これは我々の生活に様々な影響をもたらしました。ビジネスの世界では、プラスの影響を受けた業種もあれば、マイナスの影響(打撃)を受けてしまった業種もあるでしょう。その境界のひとつは、「"密"を避ける」ことに関係しています。このような状況で、如何に顧客との関係を保つかという点にフォーカスを当て、コロナ禍で急速に普及した「ウェビナー*」について、メリットやデメリットをエクサの体験を踏まえてご紹介します。

*ウェビナー(Webinar)とは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語です。つまりWeb上で開催するセミナー、オンラインセミナーのことですね。

"密"にならない顧客接点「ウェビナー」

最近はメルマガなどで色々な会社からウェビナー案内が来ない日はない、というくらいウェビナーが流行しています。皆さんも同じ様に感じているのではないでしょうか。ウェビナー自体は数年前から一部企業では開催されていたので、特に新しいものでもありません。

しかし、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、人との接触を8割削減せよ!という要請が出たことが大きな契機となり、多くの企業でウェビナーが導入されるようになりました。

今まで行われていたオフラインセミナーでは、会場に行くまでの交通機関での人との接触、セミナー会場での接触などは避けられません。ましてや、なるべく多くの参加者を集めるために、アクセスの良い会場、つまり、人の多く集まる場所で開催されることが王道なので、接触人数は確実に多くなります。更にセミナー会場では、会場の定員ギリギリまで参加者を集めようとするため、まさに"密"です。

そこで"密"を回避しながらも、セミナーという顧客接点を成立させられる「ウェビナー」が盛況となっているのは、自然の流れですね。

「ウェビナー」は顧客接点として機能しているのか?

ウェビナーが活況であっても、効果が無ければ意味がありませんね。結局のところ、顧客接点として開催するだけの効果はあるのか? エクサでも実際にウェビナーを開催しているので、その経験を踏まえ、オフラインセミナーと比べた場合の作業工程ごとのメリット/デメリット、お客様の立場でのメリットをまとめてみました。

まずは開催側の視点での、ウェビナーのメリット/デメリットです。

準備

メリット

  • 資料の印刷が不要になった
    たかが印刷と思われるかもしれませんが、結構大変です!前日に全て印刷も完了して安心していたら、急遽資料の更新が...なんてことも良くあります。そんなときは再度何十部の印刷を行うことになります。

  • 資料などの資材運搬がなくなった
    外部会場を借りて開催する場合は、大量の配布資料やノベルティを大きな紙袋に入れて、何人かで手分けして運びます。そんなときは大抵若い人が犠牲になりますね...。

  • 会場確保が不要になり、費用が削減され、日程調整もカンタンになった
    この日に開催したいと思っても、会場が空いていなければ出来ません。かと言って別の会場をと言っても、予算が合わなかったり、広さが足りなかったりとカンタンではありません。

デメリット

  • 講演を事前に動画として録画する場合は、資料へのナレーション入れが大変
    お客様を前にすると講師のスイッチも入りますが、PCの前でひとりしゃべる、これ、なかなか慣れません。そして言い間違えて何度も撮り直したりと、出来上がり尺の何倍もの時間を費やしています。


集客

メリット

  • 申込数が増え、集客効率が上がった(オフラインセミナーと比べると2倍くらい)
    やはり会場まで行かなくて良い手軽さからか、明らかに集客効率が高いです!

  • 直前の集客でもお客様が集まる
    わたしもそうですが、前もって時間をキープするのはちょっと難しいけど、直前のタイミングでその時間が空いているってことありますよね。そんな場合は、参加してみようかな?と思ったりします。

デメリット

無し


当日運営

メリット

  • 質疑応答が活発
    他に参加者が何十人も居ると、なんとなく遠慮してしまったり、こんなこと聞くのも恥ずかしいと思ってしまったりと手を挙げられない、シャイな日本人は顔が見えない方が発言しやすいようですね。

  • 参加率が高い
    オフラインセミナーでは、雨や雪が降ったり、逆に猛暑だったりすると参加率がガクンと下がってしまいます。

  • 会場設営や受付対応などが不要
    オフラインセミナーの場合は、移動、準備、本番、片付けと、やはり1日仕事になりますね。

デメリット

  • 受講者の顔が見えない
    興味を持って聞いていただけているか...アンケートを見るまで分かりません。アンケート結果を見るときはオフラインセミナーのとき以上にドキドキします。

  • 反応を見てシナリオを臨機応変に変えることが出来ない
    「あ、このネタ面白くないんだな」「おぉ、この事例はお客様の目の色が変わった!」など、反応を確認しながらちょっと内容を変えてみたり、時間配分を変えてみたりということは出来ません。

  • つまらないとすぐに退出されてしまう
    オフラインセミナーでは、机の上に出していた筆記具などを片付けて鞄にしまって、後ろの席の方に気を遣いながら退出。しかし、オンラインの場合は誰の視線も気にすることなくボタンひとつです。講演のストーリーはしっかりと練りこまないといけません。

  • 密な対応が出来ない
    オフラインの場合は、セミナー終了後にお声がけしてお話しが出来ますが...オンラインの場合は、それが出来ません。その分、オフラインセミナー以上に記憶に残るセミナーにしなければなりません。


事後

メリット

  • 講演を動画にしておけば、簡単に追加開催が出来る
    ナレーション入れをして動画にするのは少々骨が折れますが、一度動画にしてしまえば、同じ内容でもう一度開催!なんてこともできちゃいます。

デメリット

無し


セミナーはお客様に良い情報をお届けするために実施するものなので、開催側のメリットだけでは判断できません。今度は、お客様(受講者)にとってのメリットを見ていきます。

  • 会場に行く時間と交通費が掛からない

  • 開催場所が遠いと参加に二の足を踏むが、ウェビナーでは気にせずに参加できる

  • 移動が無いので、セミナー受講時間だけ確保すれば良い(オフラインセミナーでは、移動を考慮すると、少なくとも半日は潰れてしまっていた)

  • 参加してみて、興味がなかったらすぐに抜けられるので効率的

  • チャットで質問できるケースが多く、気軽に質問出来る


このように、デメリットもゼロではないですが、開催側、受講者側ともに大きなメリットを感じていることが分かります。

これだけのメリットがあるウェビナーは、今後、新型コロナウイルスの心配がなくなったとしても、きっと当たり前のセミナーのカタチになっていくことでしょう。

皆さんも是非、新たな顧客接点としてウェビナーを活用してみてください。


せっかくですので、エクサで開催したウェビナーでの講演動画をご紹介します。動画をご覧いただくことで、ウェビナーを開催するハードルは差ほど高くないと感じていただけるかと思います。

エクサ&Contentserv社共催ウェビナーの動画はこちら

顧客接点の主軸は既にデジタル

今回はウェビナーについてお話ししましたが、セミナー以外の顧客接点もデジタルの比重が高まっていることは皆さんも感じていらっしゃると思います。

何かを購入するとき、Amazonや楽天、ヤフーなどでポチっとすることが増えてますよね? 企業での購買行動でも、まずはインターネットで情報収集するというのが一般的になっています。

エクサでは、企業内に散在している商品に関するあらゆる情報を効率的に収集・管理し、ECサイト、企業Webサイト、メールなどの様々なチャネルを使って、商品の情報を正確かつスピーディーにお客様に提供することを可能にする「商品情報管理(PIM)ソリューション」も提供しています。興味がありましたら、下記資料をご覧ください。

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