プロジェクト別損益管理ソリューション ActualPROⅡ®

個別受注型企業向けソリューションActualPROⅡ®で基幹システムを刷新

メタルファブリカ株式会社様【導入事例】

鉄骨や造船部材を主事業とする業容にマッチした業務効率化を実現

メタルファブリカ株式会社

建築用鉄骨や造船用部材、橋梁、鋼製型枠などの鋼材製造を主事業とするメタルファブリカ株式会社様(以下、メタルファブリカ様)は、長年運用してきたCOBOLベースの基幹システムに対して、近い将来、システムを維持できなくなるという危機感を募らせていました。そこで今後はパッケージに自社業務を合わせていくというトップダウンの方針のもと、エクサの個別受注型企業向けソリューション ActualPROⅡ®を導入して基幹システムを刷新。他社パッケージでは対応しきれなかった個別原価計算の課題を解決するとともに、さまざまな業務処理や経営判断のスピードアップなど、大きな効果をもたらしています。

導入背景

パッケージ導入によるCOBOLベースの基幹システムの刷新

COBOLベースの基幹システム維持は困難
パッケージの導入に向けた検討を開始

メタルファブリカ様が1980年代にホストコンピューター上に自社開発した基幹システムは、およそ30年にわたって同社の経営を支えてきました。しかし、システムの運用管理担当者は定年退職して行き、COBOLで書かれたソースコードを理解し、システムを管理できる若手はおらず、同社では近い将来、システムを維持できなくなるという危機感が高まっていました。
そこで同社は2013年頃より、パッケージを前提に基幹システムを刷新すべく調査を開始しましたが、思っていた以上に調査は難航しました。同社の主力製品である建築用鉄骨や造船用部材、橋梁、鋼製型枠などの鋼材は、顧客から注文を受けて生産する個別受注製品です。こうした業容に対応できる業務パッケージは、選択肢が非常に限られています。
特に個別原価計算機能を同社の企業規模やワークフローに見合った形でサポートしているパッケージが、なかなか見つからず、あるSIベンダーからは「初期設計からオーダーメイドで対応する必要があり、システム構築には数億円の費用がかかる」と提示されました。
「基幹システムは企業経営に不可欠な“背骨”ですが、それによって売上や営業利益を伸ばしたり、競争力強化につながる要素を生み出したりできるわけではありません。そこに億単位の巨額コストを投じることは、弊社のような規模の企業にとって不可能です」と同社の取締役社長である坂本 實氏は話します。

ソリューション

個別受注型企業向けソリューション ActualPROⅡ®を導入

業容が近いメーカー数社が採用している実績からActualPROⅡ®を導入

このような壁に直面する中、JFEグループのある会社からエクサのActualPROⅡ®を紹介されました。同パッケージは、「締め処理が毎日・随時可能で、各プロジェクトの損益をリアルタイムに把握できる」「売上基準は完工基準だけではなく出来高、工事進行基準にも対応し、加えて購買機能においても複数の検収基準に対応できる」といった特長を備え、同社が求めていた個別原価計算(締め処理)に標準で対応できる機能を有していました。
「気になったのは導入コストですが、エクサから提示された見積り額は、弊社の投資計画の範囲内に収まるものでした。また、ActualPROⅡ®のユーザー企業のリストには弊社の取引先でもあるJFEエンジニアリンググループなど、比較的業容が近いメーカー数社が含まれており、このパッケージなら弊社の業務も十分に乗せられると直感しました」と同社の取締役であり、総務部長と企画部長を兼務する大北 芳幸氏は話します。
同社は、2014年4月にActualPROⅡ®の導入を決定。2015年3月までの1年間をかけ、新基幹システムの構築ならびに旧システムからの移行にじっくり取り組むという方針をトップダウンで打ち出しました。
「既存の基幹システムは自社業務に最適化して作られており、従業員も慣れ親しんでいます。ActualPROⅡ®が私たちのニーズを満たす機能を備えているとはいえ、既存の基幹システムを完全に代替できるわけではありません。ActualPROⅡ®の導入を成功させるためには、1年間の準備期間をかけて、『私たちの業務のあり方をパッケージの思想に合わせていく』という業務そのものの変革が必要と考えました」と坂本氏は話します。


取締役社長
坂本 實氏


取締役
総務部長 兼 企画部長
大北 芳幸氏


総務部
矢野 智士氏

業務オペレーションを担うユーザー環境の整備は、特に力を注いできた取り組みの1つです。同社はActualPROⅡ®と連携してデータ集計や帳票出力を行うフロントエンドツールとして、Microsoft ExcelベースのExcellent(開発元:株式会社システムコンサルタント)を導入し、その活用ノウハウを社内に蓄積するとともに、今後のメンテナンスやブラッシュアップにも主体的にあたれるように、画面設計や帳票開発をあえて内製化するという基本方針を貫きました。
同社 総務部で経理を担当する立場から、この取り組みをリードするシステム担当に抜擢された矢野 智士氏は、「ベンダー主催の教育コースに参加してツールの基本操作を学びましたが、実務の要求に応えられる操作画面や帳票を作るには更にレベルを上げる必要があり、最初は悩むばかりでした。そうした中でエクサは見本を示すなど、的確なアドバイスを提供してくれました。おかげで私もなんとか勘所をつかみ、既存システムを代替するユーザー環境を期限内に用意することができました」と話します。

ソリューション概要イメージ

導入効果

各種業務処理や経営判断のスピードアップ

これまで丸一日を要していた原価計算をわずか1分程度で完了して業務をスピードアップ

ActualPROⅡ®で刷新された基幹システムは、2015年4月の新年度にあわせて本稼働を開始し、同年7月には、無事に第1四半期の決算を乗り越えることができました。大北氏は「従来のシステムでは、原価計算を行う際にもさまざまな事前準備が必要で、プリンターから帳票が出力されるまでに丸一日かかることもありました。新基幹システムでは、計算処理そのものはボタンをクリックするだけ、わずか1分程度で完了します。また、帳票を出力する際も、必要な数値だけを選んでプリントアウトできるなど、業務効率化に大きく貢献しています」と新基幹システムの効果を説明します。
坂本氏も、「従来のようにプリントアウトされた帳票を、1枚ずつめくりながら見比べることなく、画面上で予算と直近の実績値を簡単に対比させることができ、正確な経営判断をスピーディーに下せるようになりました」と評価します。
また、新基幹システムは本稼働開始直後こそ、使い勝手の変化に戸惑うユーザーからの声が上がったものの、ある程度“慣れ”が進んだ現在は、さまざまな業務の現場にもしっかり根付き始めています。例えば各種の伝票からデータを入力する際にも、ミスをピンポイントで修正することが可能となるなど、「以前よりも操作が快適になった」という前向きな評価が多く寄せられるようになりました。

実務と新基幹システム間のギャップを早期に解消しさらなる業務生産性向上に貢献

スムーズな移行を果たした新基幹システムですが、一部の業務については、まだ処理要件やワークフローに十分に対応しきれていないのも事実です。例えば、「事業所別に原価や経費を自動仕訳したい」といったニーズには対応できておらず、現場でのオペレーション上の工夫によって問題を回避しています。こうした実務と新基幹システムの間のギャップを早期に解消し、より利便性の高いシステムの操作環境を構築して、さまざまな業務の生産性をさらに向上させることが今後の目標です。
また、2015年7月30日付でこれまでのJFEグループから今治造船グループに移ったことに伴い、システム面から対応しなければならない新たな課題が発生することも予想されます。
「今治造船グループ各社が運用している基幹システムとの連携が求められる中で、接続インターフェースをはじめ各種機能の拡張が必要になる可能性があります。エクサには、今まで以上に幅広い領域での情報提供やサポートを期待しています」と坂本氏は話します。メタルファブリカ様とエクサの両社は、さらにパートナーシップを深めていく中で、今後のビジネス環境の変化に柔軟に対応しつつ、新たな成長を追い求めていく考えです。

ActualPROⅡ®は株式会社エクサの登録商標です。他の会社名・商品名は各社の登録商標または商標です。
また、記載事項は予告なしに変更する場合があります。

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